
設計職に向いてる人の6つの特徴とは。向いていない人の特徴や仕事のやりがいについても解説
公開日:2025/07/01 05:15

設計職とはどのような仕事なのか、具体的な業務内容が気になる方も多いのではないでしょうか。設計職は製造業をはじめ、さまざまな分野で活躍しており、ものづくりにおいて欠かせない重要なポジションです。
高度な技術力と豊富な経験が求められる専門性の高い仕事でもあります。
本記事では、設計職に向いている人の特徴を6つに絞ってご紹介するとともに、向いていない人の傾向や、仕事のやりがい・大変さについても詳しく解説します。また、転職を検討中の方に向けたアドバイスも掲載していますので、ぜひ参考になさってください。
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設計職とは
設計職とは、製品や建物、機械などの設計図を作成し、形あるモノとして世の中に送り出すための設計工程を担う専門職です。
設計図とは、ただ見た目を描くだけのものではなく、構造・機能・安全性・コストなど、多くの要素を考慮して作成される「完成品への設計図書」とも言えるものです。 業界によって設計内容は異なり、建築・自動車・家電・医療機器・IT機器など、幅広い分野で活躍の場があります。
設計職の主な業務は、CAD(Computer-Aided Design)などの設計支援ツールを使って、寸法や構造、材質などを具体的に表現する図面を作ることです。そのためには、製品の機能を深く理解し、製造工程との整合性を取りながら設計を行う必要があります。
加えて、開発チーム・製造チーム・営業など多くの関係者との連携も重要で、単にデスクで作業するだけでなく、打ち合わせや調整業務も多く発生します。また、設計は一発で完璧なものができるとは限らず、試作・検証・修正を何度も繰り返す中で、より良い形を目指す継続的な取り組みが求められます。
技術的な知識はもちろん、粘り強さや柔軟性、そして時代とともに進化する設計ツールや手法に対応するための学びの姿勢も欠かせません。
こうした要素から、設計職は「地道だが確かなやりがいを感じられる仕事」として、多くの技術者に支持されています。
設計職に向いてる人の6つの特徴
設計職は、製品や構造物を形にするために細やかな作業や継続的な改善が求められる専門的な職種です。一見すると地味に見える作業でも、その中に楽しさややりがいを見出せる人が向いていると言えるでしょう。
ここでは、実際に設計の現場で活躍している人に共通する「設計職に向いている6つの特徴」について詳しくご紹介します。自分に当てはまる点があるか、ぜひチェックしてみてください。
①ものづくりを楽しめる人
設計職に最も向いているのは、何といっても「ものづくりが好き」という気持ちを持っている人です。設計の仕事では、自分の頭の中にあるアイデアを図面という形にし、それが現実の製品として完成していくプロセスを楽しめることが大切です。 また、設計には「試作→検証→改善」という工程が欠かせません。
完成までに何度も修正を繰り返すため、スムーズにいかないことも多々あります。
そうした過程をストレスに感じるのではなく、「もっとよくできる」「工夫するのが楽しい」と前向きに取り組める人は、この仕事に大いに向いていると言えるでしょう。 さらに、完成した製品が市場に出て、多くの人に使われたり評価されたりすることで、自分の仕事が社会に貢献している実感も得られます。
こうした喜びを原動力にできる人は、設計職で長く活躍できる可能性が高いです。
②ミリ単位での綿密な作業が得意な人
設計では、ほんの数ミリの違いが製品の性能や安全性に大きく関わります。そのため、寸法や構造に対する正確さと、細部にまで目を配る注意力が必要不可欠です。ミスのない図面を仕上げるには、常に高い集中力と几帳面な姿勢が求められます。
例えば、機械の部品同士が噛み合う構造を設計する場合、ほんのわずかなズレが故障や事故につながることもあります。 そうした事態を防ぐためには、「この数値で本当にいいのか」「他のパーツとの整合性は取れているか」といった細かなチェックを怠らない人が適任です。
また、図面作成にはCADソフトなどを使用しますが、ツールの正確な操作や細かい調整を厭わず続けられる人は、設計現場での信頼も得やすいでしょう。細かな作業が苦にならず、むしろ達成感を感じられる人にとって、設計職はぴったりの仕事です。
③新しい技術を積極的に学べる人
設計業界は日々進化を続けており、新しいツールや手法の登場も珍しくありません。例えば、以前は2Dの図面が主流だったものが、今では3D CADやCAE(Computer Aided Engineering)、さらにはAIを活用した設計支援まで導入されるようになってきました。そうした変化に対して前向きに学び、吸収しようとする姿勢がある人は、長くこの業界で活躍できます。 特に設計は「経験と知識が積み重なる仕事」です。新しい技術に触れることを楽しめる人、自ら情報を収集して勉強することが苦ではない人は、他の設計者との差別化も図れます。
逆に、今ある知識だけで長くやっていこうとする姿勢だと、技術革新についていけずに仕事の幅が狭くなってしまう可能性があります。自分の引き出しを常に広げようとする人ほど、設計という専門職において成功しやすいのです。
④同じ作業の繰り返しが苦にならない人
設計職の業務は、一見するとクリエイティブで自由な仕事に見えるかもしれませんが、実際には地道な作業の繰り返しが大半を占めます。例えば、図面の修正作業やパーツごとの寸法調整、複数の設計パターンを作成しての比較検討など、何度も同じような手順を踏むことが多くあります。そのため、「同じ作業を何度も繰り返すことにストレスを感じない人」は設計職に非常に向いています。
また、設計においては「設計ミスを防ぐためのチェック」が非常に重要です。自分が作成した図面を見直すだけでなく、他人の設計を確認することもあり、こうした細かな検証作業を丁寧にこなす根気が求められます。
やり直しや調整を厭わず、何度でも同じ作業に集中して取り組める姿勢が、品質の高い設計に繋がります。 効率化や自動化ツールを使うこともありますが、最終的には人の手による確認と判断が必要です。
そのため、単純作業に見える工程にも意味を見出せる人、反復作業に価値を感じられる人こそ、設計職で力を発揮できるのです。
⑤PC操作ができる人
設計職では、CAD(Computer-Aided Design)やCAE(Computer-Aided Engineering)といった専用の設計ツールを日常的に使用します。つまり、基本的なPC操作はもちろん、ソフトの操作にも慣れていることが重要なスキルのひとつです。特にCADは、図面作成の中心となるツールで、設計業務の精度やスピードに大きく関わります。
PCスキルといっても、高度なプログラミング技術が求められるわけではありません。しかし、ファイル管理、ショートカットキーの活用、エラー対応など、日常的な操作を効率的にこなせるだけで、業務の進行は格段にスムーズになります。
また、ExcelやPowerPointなどを使って報告書やプレゼン資料を作成する場面もあるため、基本的なオフィスソフトに抵抗がないことも望ましいです。
さらに、近年ではクラウド型の設計ツールや、リモートワークでの設計業務も増えています。そのため、ITに対する柔軟性や学習意欲がある人ほど、設計現場での対応力が高く評価される傾向にあります。PC操作に自信がある方は、そのスキルを大きな武器として活かすことができるでしょう。
⑥負けず嫌いな性格の人
設計職では、常に「より良いものを作る」ために改善や挑戦を繰り返す姿勢が求められます。設計案がうまく通らなかったり、トライしたアイデアが試作でうまくいかなかったりと、思い通りにいかない場面が多々あります。そんなときに、「失敗したからもうやめよう」ではなく、「次こそはうまくいかせる」「もっと良い方法を探そう」と考えられる“負けず嫌いな性格”の人は、設計に向いています。
このような性格の持ち主は、課題があればあるほど燃える傾向があり、難しい設計に取り組むときにも粘り強く取り組めます。 また、自分の設計が他の設計者と比較されたとき、「次はもっと評価されたい」「負けたくない」と感じて努力を重ねられるタイプの人は、着実にスキルアップしていきます。
設計職は、ただ決まったことをこなすだけではなく、自分なりの工夫や発想を活かせる仕事です。だからこそ、向上心があり、失敗をバネに成長しようとする“負けず嫌いな性格”は非常に強い武器になります。
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設計職に向いていない人の特徴
設計職は、正確さや根気、協調性が求められる仕事です。やりがいや達成感のある反面、苦手意識を持つ人にとってはストレスが大きくなることもあります。どんなにスキルが高くても、仕事そのものに適性がなければ長続きしづらいのが現実です。
ここでは設計職に向いていないとされる人の特徴を3つに分けて解説します。これから設計職を目指す人は、自分自身の性格や価値観と照らし合わせてみましょう。
人と接することが苦手な人
設計職と聞くと、ひとりで黙々と図面を描いているイメージを持つ方が多いかもしれません。確かに集中して作業する時間も多いですが、実際の設計業務では社内外の多くの人と連携しながら仕事を進める必要があります。たとえば製造部門とのすり合わせや、営業担当との仕様確認、あるいは試作段階でのフィードバック対応など、コミュニケーションは欠かせない要素の一つです。
特に、図面だけでは伝わりきらない細かな設計意図を共有するためには、口頭での説明や資料を用いた打ち合わせが必要になります。その際に、自分の考えをきちんと伝えられない、他者とのやり取りを極端に嫌うといった傾向があると、チームの中で孤立してしまうリスクがあります。
もちろん、明るく話す必要はありませんが、最低限「必要な場面で意思疎通ができるかどうか」は非常に大切です。人と接するのが苦手な場合でも、少しずつコミュニケーションスキルを伸ばす努力をすることで、設計職としての適性を高めることも可能です。
コツコツと努力することが苦手な人
設計の仕事は、一発勝負のアイデア勝負ではありません。むしろ、日々の地道な作業と繰り返しの改善によって、より完成度の高い製品を生み出していく職種です。そのため、短期的な成果を求めたり、飽きっぽかったりする人にはやや不向きと言えるでしょう。設計業務の中には、何十回も同じような図面を修正したり、試作品のフィードバックに沿って一つひとつ細かく調整したりする工程もあります。そうした地味な作業を「面倒」「つまらない」と感じてしまうと、設計のやりがいや面白さを感じにくくなってしまいます。
また、新しい技術を習得したり、仕様変更に対応したりと、知識を積み重ねていく姿勢も必要です。知的好奇心や探求心がなく、「このくらいでいいだろう」と手を抜いてしまう人は、設計者としての信頼を失いやすい傾向にあります。
「地道な努力を続けられること」こそが、設計職で成功するカギとなります。自分のペースでコツコツと積み上げることが苦手な人には、設計職以外の、より瞬発力を求められる職種の方が向いているかもしれません。
周囲の意見や状況に対して柔軟に対応できない人
設計職では、自分ひとりで完結する仕事はほとんどありません。製品が世に出るまでには、営業、製造、品質管理など、さまざまな部署との連携やフィードバックを経て設計を練り直す必要があります。しかし、「自分の設計が正しい」「他人の指摘は受け入れたくない」といった頑なな考え方を持っていると、修正の機会を逃してしまい、結果的に品質の低下や納期の遅延につながるリスクがあります。
また、クライアントの要望や市場のトレンドによって、設計方針を大きく変更しなければならないこともあり、そうした場面で臨機応変な対応ができないと、設計者としての成長が止まってしまう可能性もあります。
柔軟性とは、ただ人の言いなりになることではありません。状況を理解し、時に自分の意見を曲げたり、新しい視点を受け入れたりする力です。そうした姿勢がある人は、設計職として現場からも信頼され、活躍の幅を広げやすくなります。
設計職の仕事のやりがいと大変なところ
設計職は、専門性が高く責任も大きい分、達成感ややりがいも非常に大きい職種です。一方で、地道な作業やプレッシャーのかかる場面も多く、「思っていたより大変だった」と感じる人も少なくありません。
設計職を目指すにあたっては、仕事の「良い面」と「苦労する面」の両方を事前に理解しておくことが大切です。 ここでは、設計職ならではのやりがいと、大変だと感じやすいポイントをそれぞれ具体的に解説します。自分がその環境でやっていけるか、モチベーションを保てそうかどうかを、しっかりとイメージしておきましょう。
やりがい
設計職の一番のやりがいは、「自分が設計したものが形になり、世の中に出ること」です。図面や3Dデータとして描いた構想が、実際の製品として完成した瞬間には、何とも言えない達成感を味わえます。特に、自分の携わった製品が市場で評価されたり、誰かの生活を支える存在になったりすることで、社会的な意義や自分の存在価値を実感できるでしょう。
また、設計職は経験とともに成長を感じやすい仕事です。最初は単純な部品設計しか任されなかった人が、数年後には製品全体の設計やプロジェクトの責任者として活躍することも珍しくありません。
さらに、設計職では「考える力」「工夫する力」が求められるため、自分なりのアイデアやこだわりを反映できる場面が多くあります。単なる作業者ではなく、“ものづくりの起点”として活躍できるポジションであることも、大きなやりがいの一つと言えるでしょう。
大変なところ
設計職の大変な点は、「責任の重さ」と「細かい作業が長期間にわたること」にあります。特に量産前の試作段階では、設計のわずかなミスが大きなコストや納期遅延に直結することがあり、非常に神経を使います。例えば、部品同士の干渉、強度不足、耐久性の問題など、一つひとつを正確に検証し、対策を講じなければなりません。
また、設計業務は納期との戦いでもあります。仕様変更やフィードバックによる修正が何度も入り、ギリギリのスケジュールで対応を求められることもあります。集中力と体力、そして粘り強さが必要です。
さらに、チーム間でのコミュニケーションの齟齬や、意見の食い違いによってストレスを感じる場面もあります。自分の設計が思うように通らないことも多く、そうしたときに冷静に状況を受け入れ、柔軟に対応する力が試されます。
設計職の仕事内容について詳しくはこちら
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設計職への転職を成功させる3つのポイント
設計職への転職は、未経験者にとっても、経験者にとっても戦略が重要です。設計という仕事は専門性が高く、企業ごとに求めるスキルや人物像が異なるため、やみくもに応募するだけでは理想の職場にはなかなか巡り合えません。
とくに近年では、CADスキルだけでなく、プロジェクト推進力やコミュニケーション能力も評価対象になるなど、選考基準も多様化しています。
ここでは、設計職への転職を目指す方に向けて、特に重要な3つのポイントを詳しく解説していきます。これから転職活動を始める方、今まさに応募中の方も、ぜひ参考にしてみてください。
①転職先で通用するスキルや経験をアピールする
設計職への転職を成功させるためには、「どんなスキルがあり、それがどのように貢献できるか」を明確に伝えることが不可欠です。とくに中途採用では即戦力が求められるため、単に「CADが使えます」といった表面的なアピールだけでは不十分です。例えば、「2D/3D CADを用いた部品設計経験が3年あり、製造現場との連携を通じて量産化まで携わった」「耐熱・耐荷重の観点から複数素材の設計選定を行った」など、具体的なエピソードや成果を交えて伝えると、説得力が高まります。
また、設計以外のスキルも積極的にアピールしましょう。例えば「チームでの進捗管理」「製造現場でのトラブル対応」「納期調整」などは、設計職でも重要な役割です。自分がどう動いたか、どう貢献したかを数字や事例で説明できると評価されやすくなります。
未経験からの挑戦であれば「習得した知識」や「ポートフォリオ」「資格」など、自分の努力と意欲を示す証拠を提示することも効果的です。
②自分に適した企業を見極める
設計職と一口に言っても、その仕事内容や働き方は企業ごとに大きく異なります。例えば、自動車部品を設計する企業と、医療機器を設計する企業とでは、求められる知識やスキル、設計の進め方もまったく違います。そのため、転職活動では「自分に合った企業を見極める目」を持つことがとても大切です。 まずは、企業の事業内容や設計の工程における立ち位置をしっかりと調べましょう。製品企画から設計、試作、量産化までを一貫して手がける企業もあれば、特定の部品設計だけを担う企業もあります。
また、「成長の機会があるか」「設計者として裁量があるか」「コミュニケーションは多いか少ないか」など、自分の性格や働き方の好みに合っているかどうかも重要です。
口コミサイトやOB・OG訪問などを活用し、実際に働いている人の声を聞くのもおすすめです。採用情報だけではわからないリアルな情報を集めることで、ミスマッチのない転職活動が実現しやすくなります。
③製造業特化型スカウトサービスを活用する
設計職への転職を成功させるためには、効率よく自分に合った求人と出会うことが不可欠です。しかし、転職サイトや求人媒体を見ているだけでは、「どの企業が自分に向いているのか」「どんなスキルが評価されるのか」が分かりづらいというのが実情です。そんなときに活用したいのが製造業に特化したスカウトサービスです。特におすすめなのが、「MillCrew(ミルクル)」のような製造業専門の転職支援サービスです。MillCrewでは、製造業界での実務経験や技術スキルに基づいて、企業からのスカウトも実施します。
企業からスカウトが来るため、効率よく転職活動を進められるのが大きな特徴です。「いまの職場より良い環境で働きたい」「スキルをもっと活かせる職場を見つけたい」と考えている方には、非常に心強い味方になるはずです。
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製造業への転職を成功に導く志望動機の書き方とは。6つのポイントや例文を詳しく紹介
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設計職は、ものづくりの根幹を支えるやりがいのある仕事です。楽しさや達成感を感じられる一方で、緻密さや責任感も求められるため、自分の適性をしっかりと見極めたうえでチャレンジすることが大切です。
設計職に向いている人の特徴や向いていない人の傾向を把握することで、自分に合う働き方や企業の選び方も明確になってきます。また、転職活動を成功させるには、スキルの棚卸しや企業研究だけでなく、効率的に情報を得られる手段を活用することが重要です。
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