
組み立ての仕事内容とは。求人動向や年収・キツイと言われる理由とやりがいについて解説
公開日:2025/09/09 07:16

工場の組み立ては、未経験の方でも安定して稼ぐことができる魅力的な仕事です。製造業では、この「組み立て」という工程なくしてはモノづくりをすることができません。そのため、製品が仕上がっていく達成感を感じられることを醍醐味として捉える方が多いようです。しかしその一方で、組み立ての仕事はきついというイメージを持つ方もいるようです。
そこでこの記事では、組み立ての仕事内容を詳しくご紹介し、「きつい」と言われる理由や働くメリット、向いている人の特徴まで詳しく解説します。求人動向や年収、キャリアを見据えた将来性まで取り上げますので、これから組み立ての仕事に転職・就職しようか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。
組み立ての仕事とは

工場の組み立ては、製品の部品を図面や指示に従って組み合わせ、完成品へと仕上げる仕事です。工場によっては「組付け」と呼ばれることもあり、自動車や家電、電子機器、プラスチック製品など、私たちの日常で使う多くの製品づくりに欠かせない、とても大切な役割を担っています。
扱うものによって作業内容はさまざまで、自動車工場では工具を使った体力も必要な作業もありますし、電子機器の工場ではミリ単位で部品を組み立てる細やかさと集中力が求められます。いずれの場合も、基本的にはマニュアルが揃っており、未経験の方でも安心して始められる環境であることがほとんどです。
多くの職場では新人研修や現場でのフォロー体制も整っており、一つひとつステップアップできるのも魅力です。自分の手で製品を作りあげる達成感を味わえたり、モノづくりに直接かかわれる充実感を感じられたりと、実際に働く人にもやりがいが多いのも特徴です。
組み立ての仕事内容

工場の組み立ての仕事内容について、より具体的に見ていきましょう。
組み立て作業は、大きく分類すると製品の種類や規模によっていくつかのタイプに分けられます。業界や扱う製品によって作業内容は大きく異なり、それぞれの作業には特有の技術や体力が求められ、向いている人の特徴も異なってきます。また、作業環境や使用する工具、求められるスキルレベルも製品によって大きく変わるため、自分の適性や興味に合わせて選択することがポイントです。
ここからは、代表的な組み立て作業の種類とその詳細な内容について説明していきます。
大型機械の組み立て
大型機械の組み立て作業は、自動車や航空機、重機などの大きな製品を扱う仕事です。この分野では重量のある部品を正確に組み付けるため、相応の体力や技術が必要です。また、作業中は保護具の着用や安全手順の徹底も欠かせません。例えば自動車工場では、エンジンやトランスミッション、車体パーツなどを設計図や指示書に従いながらベルトコンベア式のライン作業で取り付けていきます。作業ではトルクレンチなどの専用工具を使って、規定値に沿った締め付けを行うことが大切です。
航空機ではさらに高度な精度が求められ、軽量素材を使いながらリベットやボルトで部品を組み立てていきます。重機の場合は油圧システムや駆動部分など、大型の部品をクレーンやリフトを用いて安全に組み立てるため、資格取得なども欠かせません。いずれの現場でもチームワークがとても大切で、複数のスタッフが協力し合い、大きな製品に命を吹き込んでいく連携力とコミュニケーション力が求められます。
この仕事は完成した機械が社会で活用される様子を直接見ることができるため、モノづくりの楽しさややりがいを感じやすいです。実際に役立てられていると感じられるのは、この仕事ならではの大きな喜びと言えるでしょう。
精密機器の組み立て
精密機器の組み立ては、電子部品や半導体、医療機器など微細な部品を扱うとても繊細な作業です。この分野ではミリ単位、時には0.1ミリ単位の位置決めが必要なため、手先の器用さと集中力が特に重要です。基板に部品をハンダ付けしたり、ネジでしっかり取り付けたりする仕事が多く、スマートフォンやタブレットでは液晶画面の貼り付けや基板接続など、正確さを求められる場面が多くあります。作業は主に静電気対策が施されたクリーンルーム内で行い、専用の作業服や手袋を着用して丁寧に進めます。顕微鏡や拡大鏡を使って極小部品の配置も行われます。医療機器の場合は、さらに厳格な品質管理が必要で、無菌環境での作業が徹底されています。
環境面でも温度や湿度、ホコリの管理が厳しいのが特徴です。作業者は長時間集中して細かい作業を続けるため、休憩や目のケアも大切です。しかし、厳格な管理と緻密な作業が必要な一方で、高度な技術力を身につけることもできる仕事でもあります。将来的には品質管理や検査の分野にキャリアアップする道も開けるでしょう。
プラスチック製品の組み立て
プラスチック製品の組み立て作業は、身近な日用品や玩具、食品容器などを作る仕事です。 まず、射出成形された製品から余分な樹脂のバリをカッターやニッパーで丁寧に取り除きます。その後、接着剤やネジ、スナップフィットなどを使って複数の部品を組み合わせていきます。例えば、収納ケースでは本体と蓋を合わせてヒンジ部分を取り付け、動作確認を行います。この作業は軽量な部品を扱うため、体力に自信がない方や工場初心者でも始めやすいのが特徴です。組み立て自体は比較的シンプルですが、部品の付け間違いや付け忘れ、作業中のキズを防ぐために手順書に沿って正確に進めることが重要です。
この仕事の魅力は、製品の種類が豊富で興味のある分野を選べることです。また、軽作業が中心のため女性の活躍も多く、職場環境も多様な働き方に対応していることが多いのも特徴です。作業に慣れると効率化の提案を行い、職場改善に貢献できる機会もあるでしょう。
その他
組み立て作業は、上記以外にもさまざまな分野があり、家具や住宅建材、スポーツ用品、楽器、時計など多岐にわたっています。それぞれの分野で専門的な技術や知識が求められるため、そのスキルを活かしたキャリアを築くことができます。家具の組み立てでは、木材の加工や金属パーツの取り付けが主な作業です。椅子やテーブルはボルトやネジ、接着剤を使って強度と見た目の美しさを両立させ、引き出しのスライドレールや扉のヒンジの調整も重要です。完成後はがたつきや動作の確認を行います。
時計の組み立ては非常に精密で、機械式時計では微細な歯車やバネを顕微鏡を使い組み付けます。クォーツ時計は電子回路の組み立てや文字盤・針の取り付け、防水性能の確保が求められます。
スポーツ用品の組み立てでは、安全性と性能が重視されます。自転車の組み立てではフレームにホイールやハンドル、ブレーキを取り付けて細かな調整をしてから製品を完成させます。 これらの作業は趣味や興味と繋がりやすく、専門技術の習得によるスキルアップも期待できます。幅広い分野から自分に合った働き方を選べるのも、組み立て作業の魅力と言えるでしょう。
組み立ての求人動向や年収

工場の組み立ての仕事を検討する際に、求人の状況や収入面での待遇はチェックしておきたいところです。
組み立ての仕事は、求人数も豊富で、雇用形態もアルバイトやパートから正社員、派遣社員、契約社員、期間従業員まで多様な選択肢があります。
ここでは、現在の市場動向と、正社員・派遣社員・契約社員の平均的な年収やパート・アルバイトの時給について、詳しく解説します。
求人動向
製造業の現場では慢性的な人手不足が深刻化しており、特に組み立て作業は工場の稼働に直接影響する重要な工程なこともあって、企業の人材募集はとても活発な状況が続いています。ただし、この有効求人はどういったものを組み立てるかによって異なります。厚生労働省によると、令和6年の生産用機械の組み立ての有効求人倍率は1.46倍、光学機器の組み立ての有効求人倍率は3.79倍となっています。この有効求人倍率の違いは、高度なスキルや資格が関係しています。工場の組み立ても、高度なスキルや資格が必要なものほど有効求人倍率が高くなっています。有効求人倍率が高いということは、求職者が仕事を選びやすい状況ということを意味しています。そのため、好待遇の仕事に就きやすいと考えて良いでしょう。
製造業の組み立て作業の求人動向は地域によっても異なります。例えば、厚生労働省によると、生産用機械の組み立ての有効求人倍率は、東京では3.19倍、大阪府では3.58倍となっており、都市部で高い傾向があります。また、広島県では2.66倍、岡山県では3.81倍、香川県で4.68倍など、中国四国地方でも高くなっています。
一方で、福島県では0.64倍、三重県では0.71倍と、仕事を取り合う状況になっている地域もあります。このように、地域によって組み立て業務への就きやすさは変わるため、転職や就職活動を進める際には地域の特性を理解して選ぶことが重要です。
平均年収
求人ボックスの調査によると、機械組み立て作業の平均年収は約438万円とされています。これは、月給に換算すると36万円程度になります。初任給は約21万円程度が相場となっており、20~24歳で年収約362万円、30~34歳では約452万円となり、全国の平均年収を上回ってきます。組み立ては、年齢と経験によってアップする傾向にあるため、40歳を過ぎるころには500万円以上を稼ぐ人も珍しくありません。ただし、ここからの上がり幅はそこまで大きくはなりません。45~49歳で約531万円、50~54歳は約523万円、55~59歳で約537万円が組み立て作業の平均年収となっています。ただし、個人の年収は持っているスキルや資格によって大きく変わり、700万円以上を稼ぐ人もいます。
勤務する会社の規模でも変わり、1,000人以下の企業では年収400万~430万円、1,000人以上の企業では510万~530万円が平均となっています。
派遣社員やアルバイトの平均時給は、それぞれ約1,345円と約1,246円となっています。基本時給に加えて夜勤手当や休日出勤手当などが支給されれば、月収25万円から35万円程度を得ることもできるでしょう。
福利厚生を含めた実質的な収入を考慮すると、多くの企業で寮や食堂の利用が可能で、生活費を大幅に節約することもできます。また、入社祝い金や契約更新時の特別手当を設けている企業もあり、初年度の実質収入は表面上の年収を上回ることもあります。
製造業における年収についてはこちら
製造業とは何か簡単に解説。種類や年収・向いている人の7つの特徴を詳しく紹介。
組み立ての仕事はキツイと言われる理由

ここまで、工場の組み立て作業について、どのような仕事なのか詳しくお伝えしました。工場の組み立て作業は、モノづくりの醍醐味を味わえる仕事で、はじめての方から安定して働けるのが特徴です。
一方で、仕事をしている人からは「きつい」という声が聞かれることもあります。就職をして「こんなはずじゃなかった」とならないように、その理由を知っておきましょう。
夜勤が体力的に厳しいから
工場の組み立て作業がきついと言われる理由の一つに「夜勤」が挙げられます。24時間稼働している工場では、夜勤を含むシフト制勤務が一般的です。人間の体は本来、昼間に活動して夜に休息を取る仕組みになっているため、この生体リズムに逆らう夜勤につらさを感じてしまう方が多いのです。特に日勤と夜勤を交互に繰り返す交替制勤務では、体内時計が混乱しやすく、慣れるまでに時間が必要になるでしょう。夜勤では日中に睡眠を取る必要がありますが、光や騒音などの影響で深い睡眠が妨げられがちです。
また家族の生活リズムとずれてしまうことも多く、家庭生活や子育てに支障が出ることもあるかもしれません。身体面では消化器系への負担が大きく、夜間の食事は胃腸に負担をかけやすいです。夜は体温や代謝も下がるため、集中力を保つのも難しくなり、安全面でのリスクも高まります。
一方で、夜勤には通常の勤務より手当がつくため、収入面ではメリットがあります。適切な仮眠を取る、消化の良い食事を心がける、職場の照明を工夫して覚醒を促すなど、生活リズムを整えながら乗り越えていくことが大切です。
立ち仕事で体力が必要だから
組み立て作業は主に立ち仕事で行うため、足腰にかかる負担が大きく体力が求められます。特に1日8時間以上立ち続けると、足のむくみや腰痛、膝の痛みなど身体の不調を訴える方が多いのが現状です。決められた位置で長時間同じ姿勢を続けるため、血流が悪くなりやすく、足のむくみや静脈瘤のリスクが高まります。また、腰の筋肉が緊張し続けることで慢性的な腰痛を引き起こすこともあります。足裏への圧迫も問題で、コンクリートの床の硬さや安全靴の通気性の悪さが疲労を蓄積させる原因になっています。年齢が上がると膝関節への負担も出やすくなるため、健康面のケアが重要です。
しかし、多くの工場では、疲労軽減マットの設置や作業台の高さ調整、休憩時間の確保、ストレッチの推奨など、作業者の身体的負担を軽減する工夫が進められています。また、クッション性の良い靴やインソールの使用、日常的なウォーキングや筋力トレーニングで体力をつけることも効果的です。初めはつらく感じても、徐々に体が慣れてくるため無理なく続けられる工夫が大切です。
早さと正確さが求められるから
組み立て作業では、スピードと正確さを両立させることが求められます。特にベルトコンベア方式のライン作業では、一定のペースで流れる製品に対し、決められた時間内に作業を終わらせなければなりません。自分の作業が遅れると後の工程に影響が出るため、強い責任感を感じながら常に緊張した状態で取り組むことになります。新人にとってはこのリズムに慣れるまで、数週間から数か月かかることがあります。
正確さも非常に重要で、組み立てミスは製品の品質に直結します。例えば、自動車部品では締め付けの強さが規定から外れると安全に影響し、電子機器では部品の向き一つで故障の原因となることがあり、この責任の重さが大きなストレスになることもあるようです。
しかし、多くの職場で新人研修やマンツーマン指導、手順書の整備が充実しており、段階的に技術を身につけられる環境が整っています。慣れてくれば余裕もでき、作業効率や品質向上のための提案もできるようになります。
単純作業の繰り返しになるから
組み立て作業では、多くの場合、同じ作業を繰り返す単純作業が中心となります。そのため、飽きてしまったりモチベーションの維持が難しかったりという方もいます。1日8時間、同じ部品を同じ手順で組み立て続けることは、精神的な負担になることもあります。特に変化や刺激を求める人にとっては、単調な作業の連続がストレスとなることもあるでしょう。さらに、長時間の単純作業は集中力の低下を招きやすく、ミスのリスクや作業効率の低下につながることもあります。
また、創造性を発揮できる機会が少ないため、自己成長ややりがいを感じにくいこともあります。そのため、短期間で離職してしまう人も少なくありません。
しかし、単純作業には一度覚えれば安定して作業できるというメリットもあります。他のことを考えながら作業ができたり自分なりの楽しみを見つけて行うことで、精神的な負担を減らすことができるでしょう。
多くの職場では、作業のローテーションや改善提案、チームでのコミュニケーション促進など、単調さを和らげる工夫がなされています。キャリアを見据えて長期的な視点で働ければ、組み立て作業がより有意義なものになるでしょう。
組み立ての仕事のやりがいや魅力3つを解説

組み立ての仕事には困難な側面もあります。しかし、「モノづくりが楽しめる」「初心者でも働きやすい」「キャリアを見据えて安定して働ける」など、大きなやりがいや魅力もあります。 ここでは、多くの現場作業者が感じている組み立ての仕事の具体的な魅力について簡単にまとめていきます。ぜひチェックしてみてください。
①モノづくりを楽しむことができる
組み立て作業の最大の魅力は、「モノづくりの楽しさ」を直接体験できることです。バラバラの部品が自分の手で組み上げられ、製品として完成していく過程は、他では味わえない達成感と喜びをもたらすでしょう。特に完成した製品が実際に使われたり動作確認で正常に動いた瞬間の嬉しさは格別です。自動車や電子機器の組み立てでは、複雑な部品を正確に組み付ける技術が求められます。例えば、自動車のエンジンは数百の部品を組み合わせて動力源を創り出します。電子機器では、小さな基板に部品を精密に取り付け、最新技術に触れられるのも魅力です。
精密機器や医療機器の組み立てでは、ミクロン単位の精度が求められ、社会に貢献している実感が強まります。また、職場では作業効率の向上や品質改善の提案も歓迎され、自分のアイデアが実際に職場に反映される喜びも得られます。
このように、組み立て作業は単なる繰り返し作業ではなく、創造性や技術力を活かしながら成長できる仕事です。モノづくりの楽しさを実感したい方にぴったりの仕事と言えるでしょう。
②初心者でも手順さえ覚えればできる
特別な資格や長い経験がなくても、手順を覚えれば誰でも取り組めるのも、組み立て作業の大きな魅力のひとつです。これまでもお伝えしてきたように、多くの工場では作業手順が細かくマニュアル化されており、図解入りの指示書や動画での教育資料が充実しています。また、新人研修も充実しているケースがほとんどで、安全作業の基本や工具の使い方、品質管理のポイントなどを丁寧に教えてもらえます。ベテランの先輩がマンツーマンで指導してくれる現場も多く、実践的なコツを習得しやすい環境となっています。
そのため、初心者は簡単な作業から始め、徐々に複雑な作業へとステップアップしていけるでしょう。男女問わず、体力よりも集中力や器用さが大切な作業も多いため、幅広い年代や性別の方が活躍しています。経験を重ねることでリーダーや教育担当になる道もあり、成長のチャンスが豊富なのもポイントです。
③資格を取得することでキャリアアップができる
組み立て作業は、働きながらキャリアアップにつながる資格がとりやすいのも魅力です。製造業界では、厚生労働省認定の技能検定をはじめ、様々な資格制度が整備されており、これらを取得すると技術者としての評価が高まり、給料や役職面でも優遇されます。例えば、組み立て作業には「仕上げ技能士」や「機械保全技能士」などの国家資格があります。仕事に関連するこれらの資格を取得すれば、スキルを証明できるだけでなく、作業への理解も進むでしょう。
また、安全管理のための「フォークリフト運転技能講習」や「玉掛け技能講習」、「クレーン運転士」といった資格を取得するのもおすすめです。これらの資格を持つことで、現場での業務範囲が広がり、より責任のある仕事を任される機会が増えるでしょう。また、「機械設計技術者」や「QC検定(品質管理検定)」の資格を取得すると、工場内の設備保全や生産技術、品質管理など、少し専門的な分野へのキャリアチェンジが可能になり、長期的な収入アップや安定した働き方につながります。
こうした資格の取得は、仕事の幅を広げ、より高度な作業に携わるチャンスです。挑戦しやすい資格も多いので、興味がある分野から取り組んでいくことをおすすめします。
製造業のやりがいについてはこちら
製造業におけるやりがいとは。嬉しいと思う瞬間や向いている人の特徴を解説
組み立ての仕事に向いている人の特徴

ここまで、工場の組み立ての仕事の特徴やメリット・デメリットについてお話しました。それでは、組み立ての仕事はどのような方が向いているのでしょうか?
組み立ての仕事で活躍できる人には共通の特徴があります。まず大切なのは、集中力と継続力です。組み立て作業は、同じ作業を長時間繰り返すことが多いため、最後まで丁寧に正確に取り組む姿勢が必要です。単調な作業でも集中し続けられる人や、黙々と作業に取り組める性格の方が向いています。また、手先が器用で細かい作業が好きな人は、特に電子機器などの精密な組み立てで力を発揮できます。
さらに、責任感の強さも欠かせません。組み立てる製品の品質は作業者の技術に直結するため、自分の仕事に誇りを持ち、品質向上を目指す意識が求められます。加えて、製造現場はチームで進めることが多いため、コミュニケーション能力や協調性も重要です。前後の工程との連携を考え、円滑に作業を進められる人が重宝されます。
ただし、体力や適性はどの分野の組み立ての仕事をするかによって異なります。大型機械の組み立てには一定の体力が必要ですが、精密機器の組み立ては繊細な手作業が求められます。自分の得意分野や性格に合った作業を選ぶことがとても大切です。組み立ての仕事で長く活躍するためには、こうした特徴を理解し、自分の適性に合わせて就職することが大事です。
組み立ての仕事の将来性

製造業を取り巻く環境が大きく変化する中で、組み立て作業の将来性について考察してみましょう。
近年、工場の自動化やロボット化が急速に進んでいることは事実ですが、組み立て作業のすべてが機械に置き換わるわけではありません。特に、多品種少量生産や複雑な形状の製品、カスタマイズが必要な製品の組み立てでは、人間の柔軟性と判断力が依然として重要な役割を果たしています。また、自動化設備の導入が進んでも、その設備を操作・監視・メンテナンスする人材は常に必要とされるでしょう。
技術革新により、組み立て作業者に求められるスキルは変化していますが、これは新たな成長の機会でもあります。IoT機器やAI関連製品の組み立て需要が拡大しており、これらの分野では新しい技術と知識を身につけた人材が求められています。また、環境問題への関心の高まりにより、リサイクル可能な製品の組み立てや、省エネルギー機器の製造需要も増加しています。このような新分野での経験を積むことで、将来性の高いキャリアを築くこともできるでしょう。
日本の製造業の国内回帰の動きも、組み立て作業者にとって追い風となっています。コストよりも品質と納期を重視する傾向が強まる中で、熟練した日本の組み立て技術者の価値は高まっています。加えて、災害時のリスク分散や安定供給の観点から、重要な製品の組み立て拠点を国内に設ける企業が増えており、長期的な雇用の安定性が期待できます。
これらのことから、組み立て作業は、今後も重要な役割を担うと見て間違いないでしょう。
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組み立ての仕事について、仕事内容やメリット・デメリット、適性や将来性まで詳しく解説しました。組み立て作業は、未経験からでも始められる一方で、技術を磨くことで専門性の高い仕事へと発展させることができる魅力的な職種です。
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