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生産技術に役立つ10の資格とは。転職における資格の重要性についても徹底解説

公開日2025/07/29 02:02

生産技術に役立つ10の資格とは。転職における資格の重要性についても徹底解説

生産技術職は、製造現場における効率化や品質向上などを担う重要なポジションです。近年では、自動化やDXの影響もあり、より高度なスキルや知識が求められています。そんな中、「資格を取得すべきか?」「転職に役立つ資格はあるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、生産技術に関連するおすすめの資格を10個ご紹介するとともに、資格の有無が転職にどう影響するか、どんな人材が求められているのかを徹底解説します。転職を考えている方、資格取得に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

生産技術に役立つ10の資格とは

image3 生産技術に携わるうえで、実務経験が何より重要ですが、それに加えて資格を取得することでスキルの証明になったり、業務の幅を広げたりすることも可能です。これから資格を得て活用しようと思っている方も、生産技術においてどんな資格が役に立つかを知っておくことは必須と言えるでしょう。

ここでは、生産技術職におすすめの資格を10ピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴や活用シーンを知り、自身のキャリア設計に活かしましょう。

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①生産技術者マネジメント資格(CPE資格)

生産技術者マネジメント資格(CPE資格)は、日本能率協会(JMA)が認定する上位のマネジメント層や生産技術部門の管理職を対象にした資格です。経営戦略や組織運営、プロジェクトマネジメントなど、現場だけでなく企業全体の視点から生産技術をリードする能力が求められます。


CPE-B級は誰でも受験できますが、生産技術業務経験5年~10年を想定しているため、経験がない人は相応の努力が必要になるでしょう。また、A級(旧称:CPE-ME)は、CPE取得済であることが条件で、10年以上の経験を持つ管理者の層が主な対象となっています。

この資格は、現場のQCD(品質・コスト・納期)最適化や部門間連携、改善提案、進捗管理、部下育成、設備投資計画、リーダーシップなど、管理職に求められる幅広いマネジメント能力を体系的に評価しており、多くの大手製造業が人材育成や評価基準として導入しています。現場経験だけでなくマネジメント力や全体最適の視点を持つ生産技術者の証明として、キャリアアップや転職時のアピール材料となるでしょう。

②TOEIC

TOEIC(トーイック)は、英語によるコミュニケーション能力を測るための試験で、特にビジネスシーンでの実用性に焦点が当てられています。生産技術職においても、海外拠点とのやり取りや、グローバルな製造プロジェクトに関わる機会が増えており、英語スキルの有無が評価に直結するケースも少なくありません。


実際、海外の工場とオンライン会議を行ったり、英語で書かれたマニュアルや仕様書を読解したりする場面では、一定レベルの英語力が求められます。TOEICはスコア制であるため、自分の語学力を客観的にアピールできるのも大きなメリットです。

一般的には600点以上あれば基礎的なコミュニケーション能力があると判断され、700点以上になると技術的な内容を含む業務にも対応可能とされます。また、製造業では海外取引先とのやりとりや外資系企業への転職のチャンスもあるため、TOEICスコアを持っていると選択肢が広がります。

英語が得意でない方も、スキルアップを目指してTOEICに取り組むことで、長期的なキャリア形成に役立つでしょう。将来的にグローバルな活躍を視野に入れるのであれば、ぜひチャレンジしておきたい資格の一つです。

③情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、ITに関する知識と技術を証明する国家資格で、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験が代表的です。近年、製造業でもIoTやスマートファクトリー化が進んでおり、生産技術の現場でもITスキルが非常に重要になっています。


ラインの自動化やデータ分析、設備のネットワーク管理など、ITの知識が必要な場面が増えているため、この資格を持つことで業務の幅を広げられるでしょう。この試験の勉強を通じて、プログラミングやシステム設計の基礎が身につくだけでなく、論理的思考力や問題解決能力も高められます。

生産技術の分野でIT化プロジェクトに参加したい方や、製造設備と情報システムの連携に関わりたい方には特に役立つ資格です。転職活動でも、ITスキルを持っていることは大きなアピールポイントになります。将来的なキャリアアップやスマートファクトリーの推進を目指すなら、情報処理技術者試験の取得を検討するとよいでしょう。

④Certified Production Technician(CPT)

「Certified Production Technician(CPT)」は、MSSC(Manufacturing Skill Standards Council)が認定する、生産現場で必要な基礎的なスキルを証明する国際資格です。この資格は、安全管理、品質管理、製造プロセス、保全活動など、製造業の基本的な知識を幅広くカバーしているのが特徴です。


日本でも一部の企業や教育機関が導入を進めており、グローバルな製造現場で通用するスキルを持っていることの証明になります。特に海外工場とのやり取りや、海外赴任を目指す方にとっては大きな強みとなるでしょう。

また、国際的な基準に基づく資格であるため、世界中の製造業界で認知されていることも魅力です。今後グローバル展開が進む企業で働くなら、この資格を持っていると評価が高まります。生産技術者として国際的に活躍したい方におすすめの資格です。

⑤機械保全技能士

機械保全技能士は、製造現場の機械設備のメンテナンスや修理、トラブル予防に関する専門的な技能を証明する国家資格です。試験は「機械系保全作業」「電気系保全作業」「設備診断作業」の3分野に分かれ、3級から特級まで等級が設けられています。上位等級では、管理者や監督者としての高度な知識や実務経験も求められるのが特徴です。


この資格を取得することで、日常点検や設備診断を通じて故障の兆候を早期に発見し、計画的なメンテナンスを実施できるようになります。これにより、生産ラインの安定稼働や効率化、安全性の向上に大きく貢献できるため、現場での信頼も厚くなる生産技術の資格と言えます。

また、機械保全技能士の資格は、企業によっては資格手当や報奨金など待遇面での優遇が受けられるケースも多く、キャリアアップや転職時のアピールポイントとしても有効です。近年は工場設備の自動化や高度化が進んでおり、保全の専門知識を持つ人材の重要性がますます高まっています。機械保全技能士の資格は、生産技術分野で長く活躍したい方にとって、非常に価値のある選択肢と言えるでしょう。

⑥CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、設計や製図の技術力を証明する資格で、製造業の生産技術分野でも高く評価されています。特に2次元CADだけでなく、近年では3次元CADのスキルも求められることが多く、これらの操作や活用ができることは業務の効率化に直結します。


生産技術の現場では、生産ラインや治具の設計、設備のレイアウト変更などでCADが欠かせません。CADスキルを持っていることで、設計担当者や設備メーカーとのコミュニケーションが円滑になり、現場改善や新規設備導入の際の調整がスムーズに進められるでしょう。

この試験は、単に操作技術を問うだけでなく、図面の読み取り能力や設計意図の理解も重要視されています。そのため、設計の基礎知識があることを証明でき、実務経験が浅い方でもスキルを客観的に示せるメリットがあります。転職活動でも、設計関連の知識と技術力をアピールする武器として活用できるため、若手から中堅まで幅広くおすすめできる資格です。

⑦品質管理検定(QC検定)

品質管理検定、通称QC検定は、製造業での品質管理や改善活動に必要な知識とスキルを証明する資格です。日本規格協会が主催し、4級から1級まで段階的に難易度が上がります。


生産技術の現場では、品質の安定や不良率低減が重要なテーマであり、この資格はその基盤となる品質管理の理論と実践を学べる点で役立つものです。特にQC検定では、統計的手法や品質マネジメントの基礎を身につけられるため、工程の分析や問題点の発見、改善策の提案に強くなれます。QCサークルや改善プロジェクトのリーダーとして活躍したい方には必須の資格と言えるでしょう。

転職の際には、単なる知識だけでなく実務での品質改善経験と組み合わせてアピールできれば、企業からの評価が高まります。品質に関する専門的な理解を深めたい方にとって、QC検定は非常に価値ある資格です。

⑧危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法で定められたガソリンや灯油、薬品などの「危険物」を安全に管理・取り扱うために必要な国家資格です。塗料や溶剤、燃料など多種多様な危険物を扱う生産現場で特に重宝される資格で、危険物の取扱いや保管、運搬、さらに現場での安全管理や点検業務の適切な知識を身に着けられるので、火災や爆発といった重大な事故を防ぐことができます。


資格には甲種・乙種・丙種があり、それぞれ取り扱える危険物の範囲が異なります。その中でも特に、乙種第4類(通称「乙4」)はガソリンスタンドや工場など多くの現場で重宝される資格です。

生産技術の現場では、危険物の管理体制の強化や法令遵守が求められるため、有資格者は現場の安全責任者や監督的な立場を任されることも少なくありません。また、資格取得によって就職や転職活動において有利に働くほか、資格手当の支給やキャリアアップの機会も広がります。危険物取扱者の知識と責任感は、生産現場の安全文化を支える重要な要素であり、現場の信頼を高める強力な武器となるでしょう。

⑨生産管理オペレーション

生産管理オペレーションは、製造現場における工程や資材、納期、品質などを総合的に管理・最適化するための知識とスキルを証明する資格です。近年の製造業では、多品種少量生産や短納期対応といった市場ニーズの多様化により、現場の効率化やトラブルの未然防止がますます重要になっています。そのため、生産管理オペレーションの資格を持つことで、現場の状況を的確に把握し、計画的かつ柔軟に生産活動をコントロールできる力を身につけられるでしょう。


この資格の取得を目指す過程では、工程管理や在庫管理、品質管理などの基礎理論を体系的に学ぶことができます。また、実際の現場で発生する課題に対して、PDCAサイクルを活用した改善活動や、ITツールを用いたデータ分析・進捗管理の手法も習得できる点が特徴です。生産現場での実務経験と組み合わせることで、理論と実践の両面から生産性向上に貢献できる人材として評価されやすくなるでしょう。

さらに、生産管理オペレーションの資格を持っていると、他部門との連携や現場スタッフへの指導・教育の場面でも信頼を得やすくなります。転職やキャリアアップを目指す際にも、計画性や問題解決力、現場マネジメントの素養をアピールできるため、製造業界での活躍の幅が大きく広がるでしょう。今後のスマートファクトリー化やグローバル展開を見据え、生産技術の現場の変革をリードしたい方には特におすすめの資格です。

⑩電気工事士

電気工事士は、電気工事士法に基づいて定められた国家資格で、住宅や工場、ビルなどの電気設備工事を安全かつ確実に行うために不可欠な存在です。特に生産技術の現場では、製造ラインや設備の電気配線、動力設備の設置・保守といった業務が日常的に発生します。そのため、電気工事士の資格を持つことで、現場での作業範囲が大きく広がり、電気関連のトラブル対応や設備改善にも積極的に関与できるようになります。


この資格には第一種と第二種がありますが、生産技術の現場で有用なのは第一種です。第一種は第二種よりも高圧受電設備や工場の大規模な電気設備工事にも対応できるため、企業からの需要も高く、待遇や将来性の面でも優遇される傾向があります。

資格取得には学科試験と技能試験の両方に合格する必要があり、試験内容は電気理論や配線工事、機器の設置方法など多岐にわたります。実技試験では実際の配線作業や工具の使い方が問われるため、現場で役立つ実践的なスキルを身につけられるでしょう。

電気工事士の資格を取得することで、電気工事の欠陥による災害防止に寄与できるだけでなく、製造現場の安全性向上や設備の効率的な運用にも貢献できます。生産技術職としてキャリアアップを目指す方や、電気・設備分野での専門性を高めたい方にとって、電気工事士は非常に価値の高い資格と言えるでしょう。

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生産技術の転職で資格は重要ではない

image4 生産技術の転職において、「資格は本当に必要なのか?」という疑問を持つ方は多いです。結論から言うと、多くの場合、資格は必須ではありません

企業が生産技術者に求めるのは、実務経験や現場での問題解決力、チームとのコミュニケーション能力など、実際に現場で役立つスキルや人間性です。資格はあくまでスキルの証明や学習の過程で得た知識の指標として評価されるものであり、資格だけで採用が決まることは少ないのです。

特に生産技術は「現場でどれだけ改善できるか」「設備トラブルにどう対応できるか」といった実践力が重視されるため、資格よりも経験や実績が大きなウエイトを占めます。もちろん未経験者や若手の場合は、資格を持っていることで最低限の基礎知識があることを示す材料になるため、転職活動でプラスになるケースもあります。

さらに、生産技術は技術の進歩が速い分野であるため、資格の内容が最新の技術や実務に必ずしも合致しないこともあるのです。そのため、資格を取るだけでなく、最新の知識やスキルを現場で実践し続けることが何より重要です。

つまり、資格はあくまで自分の強みを補強する要素として捉え、転職活動やキャリアアップの戦略の一部に活用するのが賢い選択と言えます。転職先企業の求めるスキルや業務内容をよく調べ、自分に必要な資格やスキルを取捨選択しながら効率よくキャリアを築いていきましょう。

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