コラム一覧誓約書の日付はいつ?入社・関連書類の正しい書き方と注意点
LINE連携

誓約書の日付はいつ?入社・関連書類の正しい書き方と注意点

公開日:2026/10/19 23:00

誓約書の日付はいつ?入社・関連書類の正しい書き方と注意点

製造業への転職や入社を控えている方にとって、入社関連書類の作成は重要なステップです。特に、誓約書や内定承諾書、身元保証書などに記入する「日付」は、どの書類にいつの日付を書くべきか迷うことが多いでしょう。工場勤務や交代勤務の方は、書類の準備や提出に充てる時間を確保しにくいこともあるため、早めに確認しておくと安心です。

この記事では、誓約書をはじめとする入社関連書類における日付記入の基本原則を解説します。書類ごとの正しい日付の選び方、和暦・西暦の統一ルール、記入時の注意点、そして万が一間違えてしまった場合の具体的な対処法とリスクまで、製造業で働く方の疑問を解消できるよう詳しくご説明します。

誓約書に日付を記入する意味と企業側の意図

誓約書は、提出者が特定の事項を約束し、提出先に対してその義務を負うことを文書化したものです。企業が誓約書の提出を求める主な目的は、入社意思の確認、証拠の保全、そして契約の始期を明確にすることにあります。日付は、その誓約がいつ交わされたかを示す重要な情報であり、後から内容を確認する際の手がかりにもなります。

製造業では、一般的な入社誓約書だけでなく、以下のような特定の誓約書の提出を求められる場合があります。

  • 安全衛生に関する誓約書: 工場内での安全規則遵守や危険物取り扱いに関する誓約。
  • 機密保持契約: 生産技術や品質管理、製品開発に関する情報漏洩防止のための誓約。
  • 知的財産に関する誓約書: 製品開発や技術改良に携わる場合に、職務発明等の権利帰属を明確にする誓約。

これらの書類でも、日付は誓約した時点を示す情報として意味を持ちます。日付、氏名、住所に誤りや記載漏れがあると、いつの時点で誓約が有効になったか不明確になる可能性があるため、正確な記入が求められます。

【書類別】誓約書・入社関連書類の日付の正しい書き方

入社関連書類には、誓約書の他にも内定承諾書や身元保証書などがあり、それぞれ日付の記入に関する適切な考え方があります。

入社誓約書の日付は「入社日」か「提出日」

入社誓約書の日付は、企業から指示がある場合はそれに従います。指示がない場合は、入社日をもって誓約内容が有効になる趣旨で「入社日」を書くケースと、実際に記入・提出した「提出日」を書くケースがあります。どちらにすべきか迷ったときは、人事担当者に確認すると確実です。

製造業で期間工として契約する場合や、契約社員から正社員へ切り替わる際など、契約更新時に新たな誓約書や同意書の提出を求められるケースもあります。この場合も、新たな契約がスタートする「入社日」または「契約開始日」を意識して記入することが大切です。

内定承諾書の日付は「提出日」を記入

内定承諾書は「特別な理由がない限りその企業に入社する」という意思を確認するための書類です。内定承諾書の日付は、原則として「提出する日付」を記入します。郵送で提出する場合は、ポストに投函する日付を記載しましょう。

提出日を明確にすることで、企業はあなたの入社意思を確認できます。日付の誤りだけで直ちに書類が無効になるとは限りませんが、確認不足の印象を与えかねないため、提出前に見直しましょう。

身元保証書の日付は「入社日」または「提出日」

身元保証書は、従業員が会社に損害を与えた場合に、身元保証人がその損害を賠償することを約束する契約書です。身元保証書の日付は、企業の指示に従い、入社日または提出日を記入するのが一般的です。身元保証書は契約書であり、いつから効力が生じるかを明確にしておく必要があるためです。

身元保証ニ関スル法律では、期間を定めない身元保証契約は成立の日から3年間(商工業見習者は5年間)効力を有し、期間を定める場合も5年を超えることはできないとされています。保証期間の起算点にも関わるため、日付欄は空欄のままにせず記入しましょう。なお、一般的な契約書では、当事者全員の署名または押印が完了した日(契約締結日)を日付欄に書くことも多いため、どの日付を書くべきか迷ったら企業に確認しましょう。

出典

和暦・西暦の統一ルールと日付記入時の注意点

書類に日付を記入する際は、和暦と西暦の表記を統一することが基本的なビジネスマナーです。

和暦・西暦は書類全体で統一が基本

和暦と西暦の表記に関して、法律で明確なルールは定められていません。しかし、書類内で混在させず、どちらかに統一することが一般的です。企業からの指定がある場合はそれに従い、指定がない場合は、履歴書や職務経歴書など他の提出書類と合わせて統一すると良いでしょう。

製造現場では、日報や報告書、検査記録など、さまざまな書類が日々作成されます。これらの書類では、日付の表記が工場全体や部署内で統一されていることが多く、それに倣うことでスムーズな業務遂行に繋がります。

日付の記載位置と記入ミスを防ぐポイント

日付の記入欄は、書類の種類や企業によって異なります。複数箇所に記入欄がある場合や、特に指定がない場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 指定の欄に記入: 記入欄が明確に設けられている場合は、そこに日付を記入します。
  • 指定がない場合: 署名欄の近くや、書類の冒頭に日付を記入するケースが多いです。迷う場合は、企業の人事担当者などに確認することをおすすめします。
  • 記入ミスを防ぐために:
    • 下書き: 鉛筆などで薄く下書きをしてから清書すると、ミスを防げます。
    • 確認: 記入後に、正しい日付が書かれているか、和暦・西暦が統一されているかなどを必ず確認しましょう。
    • 時間的余裕: 特に製造業で交代勤務や夜勤に従事している場合、日中の問い合わせ対応や書類の郵送手配が難しいことがあります。提出期限ぎりぎりにならないよう、余裕を持って書類の準備と記入を行いましょう。

日付を間違えた場合の具体的な対処法とリスク

万が一、誓約書や入社関連書類の日付を間違えてしまった場合、焦らず適切に対処することが重要です。

軽微な間違いは二重線と訂正印で対応

日付を書き間違えた場合、一般的には二重線を引き、その上に訂正印を押して正しい日付を横に記入する方法があります。

  • 訂正印の押し方: 間違えた箇所に二重線を引き、その二重線と重なるように訂正印を押します。訂正印は、署名欄に押した印鑑と同じものを使用します。
  • 製造現場での共通点: 製造現場で作成する報告書や伝票などでも、記入ミスがあった際に二重線と訂正印で修正するケースは少なくありません。

ただし、訂正箇所が多い場合や、書類の重要度が高い場合は、書き直しを検討する方が良いでしょう。

基本は書類の書き直しを検討する

日付の書き間違いは、企業側に「確認不足」「注意力散漫」といったマイナスの印象を与える可能性があります。特に、入社誓約書や機密保持誓約書などの重要な契約書では、訂正箇所が多いと書類の信頼性が損なわれるリスクも考えられます。

そのため、日付を間違えた場合は、可能であれば新しい書類に書き直すことを検討しましょう。書き直しが難しい場合は、必ず企業の人事担当者に連絡を取り、指示を仰ぐのが最も確実な方法です。自己判断で訂正を進めることは避けましょう。

日付がない場合の法的効力とリスク

誓約書に日付が未記入の場合や、誤った日付が記入された場合、証拠としての価値に影響が生じる可能性があります。

  • 直ちに無効になるとは限らない: 民法では、契約は申込みと承諾によって成立し、法令に特別の定めがある場合を除いて書面の作成などの方式は不要とされています。日付がないことだけで誓約が無効になるとは限りませんが、いつの時点で誓約したのかが不明確になります。
  • 証拠能力の低下: 契約の目的は、契約内容を互いに確認することと、契約した事実や条件を示す証拠として残すことです。日付がないと、その証拠能力が低下し、将来的にトラブルが発生した際に不利になる可能性があります。

また、民事訴訟法では、私文書は本人またはその代理人の署名または押印があるときに真正に成立したものと推定されると定められています。署名や押印は本人が内容に同意したことを示す手がかりとなるため、日付とあわせて漏れなく記入しましょう。

出典

製造業で働く方が知っておきたい誓約書日付の注意点

製造業で働く方が入社関連書類を扱う際に、特に留意しておきたい点があります。

製造現場特有の誓約書における日付の重要性

製造業では、一般的な入社誓約書以外にも、以下のような誓約書の提出を求められることがあります。これらの書類においては、日付が契約の開始や効力発生を明確にする上で、より重要性を持ちます。

  • 機密保持誓約書: 生産技術、製品データ、顧客情報など、企業の重要な機密情報を守るための誓約です。日付は、いつ機密保持を誓約したかを示し、万が一トラブルが起きた際に確認する手がかりになります。
  • 安全衛生に関する誓約書: 工場内での作業ルールや安全基準の遵守を誓うものです。なお、労働者が守るべき安全衛生上の事項は労働安全衛生法でも定められており、誓約書の日付によって義務の有無が決まるわけではありません。日付は、ルールの説明を受けて誓約した時点を記録するものと考えるとよいでしょう。
  • 知的財産に関する誓約書: 製品開発や技術改良に携わる方が提出するもので、職務発明などの知的財産権の帰属を定めます。特許法では、職務発明について契約や勤務規則などであらかじめ定めた場合、特許を受ける権利は発生した時から会社に帰属するとされています。日付は、その取り決めにいつ同意したかを示す記録になります。

これらの誓約書の日付は、自身の権利保護や責任範囲を明確にするためにも、正確に記入することが求められます。

出典

寮・社宅入居時の誓約書の日付

工場勤務で寮や社宅を利用する際には、入居に関する誓約書(規則遵守など)の提出が求められることがあります。この誓約書にも日付の記入欄があり、入居開始日や提出日を正確に記入する必要があります。日付は、寮・社宅の利用規約がいつから適用されるかを示すものです。

交代勤務・夜勤での書類提出における注意点

交代勤務や夜勤に従事している方は、日中の問い合わせ対応や書類の郵送手配が難しい場合があります。そのため、書類の提出期限ぎりぎりになることが考えられ、日付の記入ミスや提出遅延のリスクが高まる可能性があります。

  • 余裕を持った準備: 提出書類は、早めに準備に取り掛かり、記入内容を確認する時間を十分に確保しましょう。
  • 企業への事前相談: もし提出期限に間に合わない可能性がある場合や、日付の記入に関して不明な点がある場合は、事前に企業の人事担当者に連絡を取り、指示を仰ぎましょう。誠実な対応は、企業からの印象を良くすることにも繋がります。

まとめ

誓約書や内定承諾書、身元保証書といった入社関連書類に記入する日付は、単なる形式的なものではなく、あなたの入社意思や、いつ合意したかを示す重要な要素です。特に製造業では、一般的な書類に加え、機密保持や安全衛生に関する誓約書など、日付が重要な意味を持つ書類もあります。

この記事で解説した、書類ごとの日付の正しい選び方、和暦・西暦の統一ルール、記入時の注意点、そして日付を間違えた場合の対処法を参考に、正確な書類作成を心がけましょう。もし不明な点があれば、自己判断せず、必ず企業の人事担当者に確認することが大切です。正確な書類提出で、安心して新しい職場でのキャリアをスタートさせてください。

参考記事

入社前の手続きや職場選びに不安がある方は、製造業・工場勤務に特化したMillCrewにご相談ください。現場を理解したアドバイザーが、あなたに合う求人をご紹介します。

MillCrewにまずは会員登録

https://app.mill-crew.com/cs_signup

会員限定で閲覧可能な求人、機能を提供しています。厳選された製造業求人、採用活動を積極化中の企業からのスカウト受信を希望の方は、下記をご確認ください。

  • MillCrewに掲載中の求人が気になる方はこちらを確認

https://app.mill-crew.com/cs_search

  • プロフィール記入、スカウト受信の準備はこちらから

https://app.mill-crew.com/cs_mypage

この記事は会員限定です。会員登録すると続きをお読みいただけます。

会員登録する

アカウントをお持ちですか?ログイン

LINE連携